旅行などで訪れるその土地での楽しみの一つは、やっぱりグルメですね。
四季折々の食材を生かした、地域ごとの味、家庭ごとの味は、どれをとっても絶品です。
大分市は、海の幸、山の幸の両方を味わうことができ、
地元の味を堪能できる店舗もたくさんあります。
そこで、大分市の「うめえもん」と題して、自慢の味を紹介していきます。
ちなみに「うめえもん」は大分の方言で、うまいもの意味です。
さて、トップバッターですが、大分市のグルメと言えば?
そうです、「とり天」です。
とり天は、大分市内の食堂や居酒屋などに当たり前のようにあるメニューで、
その店の数は観光協会でも把握できないほどです。
1960年代の中ごろ、市内の食堂が始めた鶏の天ぷらが発祥と言われる「とり天」。
鶏肉を一口大に切り分けて、下味を付け、水で溶いた衣(小麦粉)を付けて油で揚げます。
酢じょうゆに付けていただきますが、お好みでからしを付けても。
鶏肉にかたくり粉などを薄くまぶして油で揚げる「から揚げ」とは、一味違う美味しさです。
ここでちょっとおせっかいな情報です。
実は、大分市は鶏肉の購入量と支出額で2年連続日本一なんです。
総務省が発表した2023年の家計調査で、大分市は全国の県庁所在地と政令指定都市で
2年連続のトップとなったんです。
かつて、その座を奪われたこともありますが、とり天はもちろん、
鶏めしなど鶏を使った郷土料理が多い「鶏肉王国」は、健在です。
とり天は、店によって味付けも食感も「カリッ」「サクッ」「フワッ」と違い、
食べ飽きることはありません。
そんな庶民派の代表「とり天」おすすめのお店をご紹介します。
食欲の秋も到来です。ぜひ、ご賞味あれ!