佐賀関のシンボル「関の権現様」として親しまれている早吸日女神社は、歴史と漁業のまち佐賀関の中心部にあり、海上安全の神・厄除開運の神として古くから、佐賀関は元より、海に携わる多くの民の信仰をあつめています。
全国でも珍しい「蛸断ち祈願」が有名で、絵馬の代わりに多くの張り絵が拝殿の内部に奉納されています。
元禄10年(1697年)熊本藩主細川氏により作られた総門を始め、本殿・社家が県指定有形文化財に、また、石鳥居、神楽殿などが市指定有形文化財になっています。
拝殿には多くの絵馬があり、このうち熊本藩船佐賀関入港船絵馬など3枚が市指定文化財になっています。本殿は宝暦13年(1763)に再建された三間社流造、桧皮葺の神社建築です。
初春には梅や藤が咲き、夏は新緑の中の拝殿が印象的です。
5月3日には毎年恒例の「ふじ祭り」と、7月下旬には「関の権現夏祭り」が開催され、多くの参拝者で賑わいます。
早吸日女神社は、佐賀関のガイドコース「関のまちなか歴史散策」にも組み込まれており、地元のガイドによる神社の由緒や歴史などご紹介しています。
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