岩屋寺石仏から背後の丘を切り開いて作った道路を、北に約150M登った上野丘台地東端の見晴らしのよいところにあります。
この寺は大友氏の崇敬あつく、5代大友貞親〔さだちか〕が嘉元3年(1305)、比叡山より道勇和尚を招いて中興の祖とするとともに、総社山の山号がつけられたといいます。
さらに6代貞宗〔さだむね〕が徳治2年(1307)に古国府から現在地に移し、総社山円寿寺と名づけました。
境内には、釘を1本も使われていないことで有名な府内城主日根野吉明公霊廟があります。
また、寺宝に県指定有形文化財の柿本人磨呂図や六曲屏風、市指定有形文化財の円寿寺相伝文書、大般若経600巻などがあります。
本尊は不動明王で、他に観音堂、愛宕(あたご)社、鐘堂、日根野吉明公の墓、総社大明神の扁額、女形神像などがあります。
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