梅名所
吉野梅園
冬の終わりと春の訪れを告げる、梅の花。大分県を代表する梅の名所『吉野梅園』では、約450本の梅が例年2月下旬~3月中旬にかけて見頃を迎えます。
吉野梅園を代表する「臥龍梅(がりゅうばい)」は、龍が地に臥した姿に似ていることが名前の由来とされています。古くは太宰府天満宮(福岡県)の梅の枝を持ち帰ったことが梅園の始まりだと伝えられています。
- 見頃
- 2月下旬~3月中旬
- 本数
- 約450本
- 種類
- 豊後梅、青軸梅、白加賀梅、寒紅梅、臥龍梅、冬至梅
- 住所
- 大分市杉原
- 連絡先
- 大南支所:097-597-1000
- 駐車場
- 有
- アクセス
- 【バス】大分駅よりバスで約45分「梅が丘公園前」または「杉原」バス停下車
【車】大分市中心部より約40分
【臥龍梅(がりゅうばい)伝説】
建久三年(1192年)、京都より藤原信近がこの地に移り住んだ。ある日信近の子、近里が山に薪を採りに出かけたおり誤って右脛を折った。そこでたまたま異相の翁に逢い、その教えにより筑前(福岡県)太宰府に17日間参籠した。満願の夜、夢の中に貴顕の士(菅原道真公)が現れ梅の花を一枝を賜った。近里はこれを持ち帰ってこの地に挿し祈念しながら培養した。すると不思議なことに、その枝は芽を吹き日増しに成長し近里の病も良くなった。その後、海樹は繁茂し幹はみな左に捩れて地を這い丁度、龍が地に臥した姿に似ているので臥龍梅と呼ばれるようになった。
帆足本家
「富春館(ふしゅんかん)」
大分市の南に位置する戸次本町。この界隈に、幕末から明治にかけて酒造業を営み繁栄した『帆足本家』があります。時代を経て今なお美しい建物は、文人画家、田能村竹田など多くの文人や画家に愛され、かつて文化人たちで賑わったサロン「富春館」は、現在レストランやギャラリーとして使われています。
帆足本家母屋から見渡す庭園には美しい梅の花が咲き、私たちの心を和ませてくれることでしょう。
- 見頃
- 2月下旬~3月上旬
- 本数
- 庭園は3本、入口に1本
- 種類
- 豊後梅、白梅
- 住所
- 大分市大字中戸次4381
- 連絡先
- 097-597-0002
- 営業時間
- 10:00~17:00
定休日:月、火 - 駐車場
- 有
- アクセス
- 【バス】大分駅より約35分 「戸次」バス停下車後、徒歩約5分
【車】大分駅より約30分
大分縣護國神社
明治八年に「招魂社」として創建され、大分県縁故の英霊四万四千余柱を御祭神とする護國神社。緑溢れる高台にあり、展望台からは大分市街をはじめ、別府、国東半島、お天気の良い日には沖合いに四国を望むことができます。
梅は大分県花である豊後梅を中心に約150本の梅が境内に植えられています。
- 見頃
- 2月下旬~3月上旬
- 本数
- 約150本
- 種類
- 豊後梅、白梅、南高梅
- 住所
- 大分市大字牧1371
- 連絡先
- 097-558-3096
- 駐車場
- 有
- アクセス
- 【バス】大分駅より約20分 「城東中前」バス停下車後、徒歩約10分
武漢の森
『武漢の森』は、平和市民公園の一角にある庭園で、大分市と武漢市(中国)の友好都市締結5周年を記念して造られました。朱色や緑といった中国風の鮮やかな色が目を引く建物は、門をはじめ、いずれも中国古典建築で造られております。紅梅、白梅が異国情緒たっぷりの風景に華を添えます。
- 見頃
- 2月中旬~3月上旬
- 本数
- 31本
- 種類
- 紅梅、白梅
- 住所
- 大分市東津留2丁目-18
- 連絡先
- 097-537-5976
- 駐車場
- 有(8:30~21:00)
- アクセス
- 【バス】大分駅より約12分 「花津留」バス停下車後、徒歩約3分