5世紀中頃に造られたと考えられている全長90mの前方後円墳です。
女性の首長を埋葬した、海部(あまべ)を代表する古墳の一つであり、副葬品も県指定有形文化財になっています。1932年の植林作業中に2基の緑泥片石製箱式石棺が発見され、その後の調査で4体の人骨が発見されました。
女性1体が「北棺」に、男性3体が「南棺」から発見されたことから、女性は地元で神として祀られている「速吸日女」ではないかという説があります。
総量34kgという大量の朱が使われているなど、最高級の豪華葬であったことも判明し、海人部(海部郡)の歴史を知る上で重要な遺跡であるとして調査が続けられています。
国指定史跡の前方後円墳です。
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