曲石仏は、森岡小学校門前にある市の揚水場から幅30センチ程の林の中にある道を約70メートルほど下ると小さな広場があり、ここの南面の石窟の中にあります。
石仏は、向かって左の石窟は阿弥陀三尊像で、中尊は上品上生印(じょうぼんじょうしょういん)を結び鱗型四段葺の蓮華座の上に坐し、向かって右が観音菩薩、左が勢至菩薩像で、平安時代の終わりから鎌倉時代初期の制作とみられます。
右の大きな石窟は、釈迦堂といわれ、右壁面に多聞天、左壁面に持国天像が彫られ、鎌倉時代の制作とされています。
石窟内の石仏は、室町時代の造像と考えられている釈迦像が鎮座しています。
県指定史跡となっています。
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